治療の終わらせ方のポイント

セラピューティックプログラムは12~18週間を目安に行います。

このプログラムは、突然終了せず、徐々に”フェードアウト”していくのがポイントです!

この期間を経ることでセラピューティックプログラムで得られた効果を長く維持することが目的です。

具体的には、

・ミラミックス

・トレチノイン(ミラミンを使っている人はミラミンも)

を徐々に減らしていきます。

使用量だけではなく、使用頻度も落としていく

お薬などの使用量や回数を徐々に減らすことを「テーパリング」といいます。

具体的には、セラピューティックの製品を使う日を1週間ずつ2日に1回、3日に1回、1週おき、と延ばしていきます。

この移行期を経ることでセラピューティックで得られた効果を”できるだけ長く維持する”ことを目的としています。

セラピューティックの商品を使わない日には、

・デイリーPD、RCクリーム

などのレチノールが入った製品を使います。

テーパリングが終わった後

テーパリングが終わった後の注意点です。

特に大切なのは、ミラミックス、ミラミンといったハイドロキノンが入った製品とトレチノインは長期間の使用ができません。

耐性ができてくることにつながります。そのため、4-5ヶ月の使用ののち、休薬をする必要があります。

ハイドロキノン、トレチノインが使えない期間は、まずミラミンの代用としてシーセラムやブライタライブを使うこともよい選択肢です。

トレチノインが終わった後は、デイリーPDをはじめとするレチノールが入った製品を使います。デイリーPDはピュアレチノール、パルミチン酸レチノールの2種類のビタミンAが配合されたアイテムです。肌への刺激が少ない形態のマイルドなビタミンAで、光防御作用の効果が高いので日々の紫外線からお肌を守り、シミやシワ・たるみなどの発生を予防してくれます。

お悩みの程度や種類に応じてスキンブライセラム、Wテクスチャーリペアなどのアクティブレチノール製品もおすすめしています。皮剥け、ヒリヒリなどのA反応が起こることがあるので要注意です。