アトピー性皮膚炎にまつわるライフハックやスキンケアの重要性を発信しているわくたよしのぶさんが(とても遠方にお住まいなのに)当院に取材に来てくださり、動画を2本撮影しました。

皮膚科での治療が必要な方がうまくコミュニケーションを取れずに治療を断念したり、怪しい民間療法に走ってしまうケースを苦々しく思っているのは医師、患者問わず同じです。治療を前向きに取り組む患者さんが一人でも増えたら、という気持ちで今回の企画をお受けした次第です。

患者さんの気持ちをどう汲み取るか、そしてそれをどう治療に結びつけるか考えるのは大切です。医者が悪い、患者が悪い、という視点でものを考えると失敗します。1本目の動画では「薬だけちょうだい」と言わないほうが治りやすくなる理由を解説しています。

名医に聞く、と紹介されています(笑)。自分自身は名医と思っていませんし、名医になりたいと思っていません。それよりも患者さんの一番の味方でありたいと思っています。新薬の解説はしていませんが、お薬の使い方や塗り薬がうまくいかなかったときの考え方などを解説しています。