首のイボが気になっている方はとても多いです。実際、首のイボを何とかしたいと受診される方、ネットで検索される方も多いと思います。これは診察中よくある会話です。誠に申し訳ありませんが、嘘はつけませんので、このようなお答えをしています。

首のいぼに効く塗り薬はありますか?

 ありません。。。。

じゃあ首のいぼに効く飲み薬はありますか?

ありません。。。。。。

首のイボでお困りの方は多いです。巷にはたくさんのクリームやサプリが売られています。しかし、イボがとれる効果が実証されているものは あ り ま せ ん。イボがポロッと取れるような魔法のクリームやお薬がもしあれば、すべての医師が使うはずです。当然当院でも使うでしょう。しかし、このようなものを医師が誰も使っていないことからお察しくだされば幸いです。 

それではどうしたらいいのでしょうか?まず、敵を知り、その対応法を理解することです。

 

 

首のイボにもいろんな種類がある!

スキンタッグ、アクロコルドン:これが大半を占めています。表面からひょっこり盛り上がったイボです。首まわり、脇の下、股などにできます。液体窒素による凍結凝固療法、専用のハサミで切る✂、ラジオ波メス(サージトロン)での切除などを行っています。

尋常性疣贅(ウイルス性):ヨクイニンはこれに関して保険適応があります。通常は液体窒素による凍結凝固療法を行います。痛みや治療後の色素沈着が弱点です。

ホクロ:盛り上がってくることもあり、イボと間違えることもあります。

脂漏性角化症:お顔など紫外線がよく当たる場所にできてきます。通常は液体窒素による凍結凝固療法や炭酸ガスレーザーによる焼灼を行います。

血管腫(チェリーヘマンジオーマ):赤いイボという言い方をすることもあります。老人性血管腫というありがたくない診断名がついています。治療に関しては、当院では自費ですが、ロングパルスNd:YAGレーザーを用いています。

首のイボ、どう治す?

凍結凝固療法:液体窒素を用いて凍らせます。じわっと来る痛みが弱点です。1週間ほど経過するとかさぶたのように変化し、とれてきます。健康保険が適応されます。

ハサミによる切除:茎が細いイボには最適です。その場で取れることは大きな利点です。麻酔なしでも治療可能です。                

焼灼:炭酸ガスレーザーやラジオ波メスなどで焼灼します。局所麻酔が必要です。ホクロや幅の広い脂漏性角化症に向いています。

手術:検査が必要な場合、大きなイボの場合はは手術することがあります。

レーザー:赤いイボ(血管腫)は焼くようなレーザーではなく、専用のレーザーを用います。ダイレーザー(VBeamなど)、ロングパルスNd:YAGレーザーを使用します。

ヨクイニン:健康保険では尋常性疣贅、青年性扁平疣贅に適応があります。免疫賦活作用が主なメカニズムとして知られています。これらのイボが多発しているときには処置をするのも痛いですから、処方することがあります。

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