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dermatology

目次

  1. アトピー性皮膚炎
  2. 乾癬
  3. じんましん
  4. 尋常性白斑
  5. みずいぼ
  6. 皮膚腫瘍
  7. 足白癬(水虫)
  8. ニキビ
  9. 円形脱毛症
  10. 光線療法
  11. 往診
アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の方はアレルギーを起こす物質に対して反応しやすいアトピー体質があります。主な原因はドライスキン、皮膚の乾燥です。

一部の患者さんには、フィラグリンという角質を強くしたり、皮膚の天然保湿因子を作るために重要な働きをするタンパクを、うまく作れない体質がある事が分かっています。そのため、スキンケアが大切です。初診時だけでなく、スキンケア指導は念入りに継続的に行なっています。

当院は生物学的製剤JAK阻害薬などの先進的な治療も対象となる患者さんに使用できます。治験や治療の実績もたくさんあり、全国の皮膚科医向けにも多数のレクチャーを行っています。今までやってきた治療がうまくいかない方は、ご相談ください。今、アトピー性皮膚炎の治療は大きく進歩しています。

乾癬(かんせん)

乾癬とは、皮膚が少し盛り上がり、カサブタを少し付着する赤みを帯びたブツブツが体のあちこちにできる病気です。

炎症性角化症という分類がされており、体の免疫を司るTh17細胞、炎症性樹状細胞の病変部における増加、活性化が、乾癬の病変の形成、維持に大きな影響を与えています。乾癬の患部では、これらの細胞が持続的に炎症を起こしており、その結果病変の赤みがでます。

また、これらの炎症の結果、皮膚の細胞が過剰に生産されるようになり、皮膚が厚く積み上がり、カサブタ(専門的には鱗屑といいます)となってはがれ落ちていきます。

当院は乾癬の治療に力を入れており、ここ10年以上学会でのセミナーや医師向けの講演会などにはいつも招聘されています。全国にある乾癬患者会の活動を全力で支援しています。全国の乾癬患者さんには「乾癬は感染せんバイ!」でおなじみです。当院での乾癬の治療や患者会の支援を通じて、乾癬があってもよりよい生活を楽しめるようにお手伝いしています。

じんましん

急性あるいは慢性的におこる「蚊に刺されたあと」のようなブツブツです。何かのアレルギーであると思いがちですが、必ずしもそうではないことがあります。原因がはっきりしない「特発性蕁麻疹」が70%以上を占めます。

まずは、しっかりと問診することが大切と考えています。アレルギー検査を闇雲に行っても原因の検索には結びつきません。その上でガイドラインに則った標準的治療を行います。オマリズマブ(ゾレア)の治療も可能です。

尋常性白斑
尋常性白斑

当院では、尋常性白斑治療に、外用療法、およびターゲット型紫外線照射装置による光線療法を採用しています。 光線療法を行うと、白斑が少しずつ縮小し、中央から点状に色素が再生してきます。

治療期間は数ヶ月程度要することが多いです。通常通りの塗り薬の治療も行っています。

みずいぼ
みずいぼ

みずいぼについては、「放置してもよい」とする考え方、「すぐにとった方がいい」という考え方がそれぞれ存在します。みずいぼは確かに自然消退する事がありますが、いつ自然消退するかは分かりません。

当院ではご家族のご意向を尊重し、希望される方にみずいぼの摘出を行っています。

また、ペンレステープという痛み止めのテープも健康保険で使用できます。ペンレステープは、当院ではお子さんに対してよく使用しています。

皮膚腫瘍
皮膚腫瘍

院長の今までのキャリアでは、皮膚腫瘍の仕事を多く行いました。ホクロのがん(メラノーマ)の研究、がんワクチン開発のための多施設共同研究なども多数行ってきました。

当院で皮膚がんをはじめとする悪性腫瘍の治療を完結することはできません。大学病院をはじめとする大きな病院に紹介して治療していただくことになります。クリニックでの一番重要な役割は、皮膚がんを早く発見することです。ホクロやシミと思っていても皮膚ガンであることが希にあります。そのため、皮膚科専門医がきっちり診察することは大切です。粉瘤や脂漏性角化症をはじめとする良性腫瘍であれば、日帰り手術(予約制)や凍結療法による処置も可能です。

足白癬(水虫)
足白癬(水虫)

足の痒み・足の皮むけがあると、水虫ができたと思ってしまいますが違うこともあります。

自己判断せず、皮膚科で診断をきっちりつけてから治療しましょう。

ニキビ
ニキビ

ニキビは思春期以降、毛穴の詰まり、毛穴・皮脂腺を中心とする脂質代謝異常、アクネ菌をはじめとする細菌の増殖が複雑に絡み合って起こります。

中高生には普通にみられるため、これを病気と思っていない方も多いと思います。医療機関を受診するニキビの患者さんは10%程度といわれています。

しかし、ニキビは軽症であっても痕(瘢痕)を残す可能性があり、その一方、早期に適切な治療を行うことでそのニキビ痕を予防できることも分かってきました。

当院では、保険診療のニキビ治療をまず行います。ニキビ治療薬は最近充実してきたため、保険診療の範囲内で適切な治療を行うだけでもしっかりとした効果を出すことが可能です。

さらに、当院は日本皮膚科学会が定めた「尋常性ざ瘡ガイドライン」に則って治療しています。ガイドラインは絶対的なものではありませんが、科学的根拠のある治療方法およびその結果を集積したものであり、重要視しています。

今回のガイドラインで強調されていることは、急性炎症期と維持期の治療を分けて記載していることです。

また、抗生物質の長期使用を避けることを記載していることです。抗生物質の長期使用は耐性菌の発生にもつながるため、当院では極力抗生物質を最小限使う方針で治療しています。

脱毛症

円形脱毛症

円形脱毛症

当院では円形脱毛症についての治療を行っております。基本的には保険診療の範囲内での内服、外用療法を行っています。認定施設ですので、JAK阻害薬も使用可能です。

難治な方には局所免疫療法を実施しております。また、光線療法も可能です。頭皮全体に脱毛が急速に進行する場合、大学病院などに紹介してより専門的な治療をお願いすることがあります。

男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)

当院では、AGAに対する内服療法を行っております。

料金は、フィナステリド錠 28日分7,000円(税抜き)、ザガーロ錠 30日分 10,000円(税抜き)です。ジェネリックも用意しています。

女性の脱毛症

女性の脱毛症

様々な原因、悪化要因が考えられています。遺伝的な体質に加え、感染症、精神的ストレス、薬剤などの要因が加わって発症することが考えられています。

糖尿病、高血圧、肥満などのメタボリック症候群、喫煙なども影響することが考えられています。

光線療法
ニキビ

当院の院長は、光線療法を専門分野の一つにしております。当院での取り組みが高く評価され、ここ数年はアトピー、乾癬、白斑の光線療法に関する医師向けの講演を、全国各所で行っています。ナローバンドUVBは乾癬、類乾癬、アトピー性皮膚炎、尋常性白斑、円形脱毛症、掌蹠膿疱症、苔癬状粃糠疹、悪性リンパ腫などに適応があります。保険適応ではありませんが、結節性痒疹や透析中の患者さんの皮膚そう痒症などにも有効です。

往診

福津市、宗像市、古賀市の方は往診のご依頼をお受けしています。ご希望の方は当院までご連絡下さい。

在宅医、訪問看護ステーション、ケアマネージャーさんからご依頼いただく形でも構いません。ご自宅、施設など実績は多数あります。往診依頼がかなり多くなっていますので、定期的に訪問する形での訪問診療は現在お受けできません。臨時往診という形で対応いたします。往診は木曜日に行いますので、前日までのご連絡をお願い申し上げます。

お申込み方法

1.個人からのお申し込み

お電話いただき、お住まいの場所、お困りの症状、往診の希望日時をお知らせ下さい。 病院、施設からの紹介状をお持ちならお知らせ下さい。

2.個人からのお申し込み

当院にお電話ないしFAXでご連絡ください。診療情報提供書をいただけると大変参考になります。診療情報の内容確認後、日程調整して往診の手配をいたします。

  • お気軽にご連絡ください

  • FAXはこちら

    0940-62-6612